失敗しない事業継承

事業承継のポイント

事業承継のポイント

事業承継のポイント 事業承継がうまく進まない、そんなときは実際に事業承継を成功させている社長の行動から学ぶことが必要です。事業承継を成功させている社長には共通するポイントがいくつもあります。
まず後継者が一番に知りたい、経営のノウハウや事業を行う上での価値観です。いわゆる帝王学というもので、これをきちんと教えていることが必要となります。
次に交代するという事実を広く周囲に認識させていることです。特に身内企業ではありがちですが、なんとなく先代の父から息子に引き継がれたでは、従業員はどちらの指示を仰いでよいかわからなくなってしまいます。自社の社員に交代を認識させることで、その後の会社経営がスムーズに行きます。
最後に後継者が事業を継いだあとは、自分からは決して口をださないようにしているということです。もちろんアドバイスを請われたら、思う存分に話すことも大事ですが、求められていないのに口をだしてしまうというのは避けることです。新社長がやりづらいと思うようなことはせず、任せるなら任せる、求められたら応じるという構えをみせることが大事です。

事業承継の成功例「小売業における父から息子への承継」

事業承継の成功例「小売業における父から息子への承継」 事業承継には様々な問題が発生することが考えられ、成功といる状況になるためには数多くの問題を解決していかなければなりません。多い問題としては、やはり後継者不在・後継者不足といったところから、後継者と従業員との関係などもみていかなければなりません。身内間での事業承継であれば、身内ならではの問題が発生します。
ある小売業の会社では、先代の社長は息子に事業承継をしてもらおうと常々考えており、息子もそれに同意していました。実際に5年前に息子は以前勤めていた大手の販売業を退職して、父の会社で5年ほど働いていました。その5年間は父のもとではなく、現場や事務といった仕事からはじめており、周りの従業員から父である社長の話を聞くことができ、息子は自然と父を尊敬していくようになりました。周りにこれだけ慕われている父の仕事を自分の代で失脚してしまうわけにはいかないと思ったのです。
この例のように周りの従業員などは先代のことをほめるような状況をつくり、きちんと事業承継をするまでの期間を設けて力をつけていくことが成功するケースといえます。承継した途端に先代と全く違うことをやり始める、基礎的なことを理解していないというのが一番危ないケースだからです。